Event : 2017UNGカップ・仙台大会
決戦の場に集ったメン部門6チーム、ウィメン部門4チーム、合計10チーム。2017UNG仙台大会を小雨降る7月30日、仙台大学で開催しました。 開催も危惧された天気でしたが、言い出しっぺのえんちゃんが開催を後押ししてくれたのでしょう。 メン部門は3チームずつの予選リーグ後、順位決定戦を、ウィメン部門は4チームの総当たりで試合を行いました。 UNGは次世代を担う1、2年生の大会ですが、それぞれのチームの特色が色濃く出ていました。 メン部門は短いパスで陣地を獲得しチャンスを狙う会津大学や大きな展開でロングシュートを狙う産業能率大学、できることを精一杯出し切る覚悟が見えた東北大学ALBATREON、独特のリズムのパスで相手を崩す岩手大学、運動能力が垣間見れた東北学院大学、そして優勝した東北大学ALBATROSSはスロー力、展開力で1枚上手だった気がします。ウィメン部門は混合チームでの出場となった秋田大学BLITZはパスのタイミングを合わせることに集中していましたし、東北大学ALBATROSSはチーム一丸となった姿を私たちに魅せてくれました。山形大学さくらんぼーねには高い能力を持った選手がたくさんいましたし、優勝した岩手大学は徹底した攻め方を貫いて優勝しました。 先輩と一緒に練習していた時や東北リーグなどでは見ることができなかった下級生の上達ぶりには送迎をしてくれた上級生や応援に来ていた先輩方も驚いたことでしょう。実際私も同じことを感じました。 「こんなにうまかったっけ?!」 予想を超える下級生のプレーに応援にも力が入っていました。主催者側の私ですら、選手の一挙手一投足に一喜一憂し、ディスクの動きに目を奪われていました。 この大会を企画してくれたえんちゃんに改めて感謝です。 今回の大会を振り返って一番に感じることは、全体的に昨年よりレベルが上がったことです。特にウィメン。これは単に人数が増えたことも大きく影響しています。人が増えれば必ずレベルは上がります。今後もそれぞれの大学での新入生勧誘の手綱を引き締めてほしいと思います。またスローが上手になっていることにも驚きました。これも人が増えたことによる影響です。 今後の伸び代について感じたことですが、マンツーマンではなくゾーンディフェンスが多かったことが気になります。スローバリエーションが少ない相手には有効ですが、学生のうちはがっちりマンツーマンディフェンスを極める心意気が欲しいところです。またコートの半分しか使っていなかったチームもありましたので、積極的な展開を意識してほしいと思います。同じことですが、ディスクがある方によりすぎる傾向がありました。できるだけディスクはスペースがある場所に運び、シンプルな1対1を作り出し、勝負してほしいと思います。 次にルールの浸透についてです。ルールの浸透は100%のうち20%程度かと思います。トラベリングやリスタートなど、ルールを知っていたらもっと試合運びが違っていた場面が多くありました。撮影したビデオを全体で観ながらルールを確認してほしいと思います。ルールを知ることで無駄なプレーがなくなりますし、アルティメットにおいては自分たちで試合を作っていくスピリット・オブ・ザ・ゲームの精神が一番尊重されます。 また、ウォーミングアップやクールダウンへの意識が少なかったことが心配です。自分の体は自分でケアしていきましょう。 最後に救護に関する意識が低かったことが残念です。救護は試合に向かうための救急の手段です。それ以外の自分たちで準備しておくべきことは予め準備しておきましょう。 今回も会場を貸していただきました仙台大学の仲野先生、弓田先生、救護の弓田龍輔トレーナー、スコアの入力や運営をしていただきました小山さん、宮岡さん、会場の設営をお手伝いくださいました仙台大学エナジスタのみなさん、北尾君、ありがとうございました。みなさんのおかげでこの大会が無事に運営できました。心から感謝します。 また来年も開催します。 たくさんの笑顔が見られますように。 株式会社クラブジュニア 東北担当 渡部 貴人
▼2017UNGカップ・仙台大会スコアサイト ▼2017UNGカップ・仙台大会結果詳細(PDFファイル) ▼2017UNGカップ・仙台大会写真集(その1、その2) 表彰チーム
【メン部門】優勝:東北大学ALBATROSS 2位:産業能率大学アミスタ 3位: 岩手大学RASIS 【ウイメン部門】 優勝:岩手大学RASIS 2位:山形大学さくらんぼーね 3位:東北大学ALBATROSS 個人賞
【MVP】
【敢闘賞】
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